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思いもよらないものが、土の中から出てきたら、どうしますか?
皆さんが「地面を掘る」ということは、なかなかそうは多くないと思います。
あるにしても、木を植える、お花を植える、程度の深さでしょう。
皆さんが想像している土の中というのは、土があるだけ、石ころもまあ、少しはあるよね。くらいのことだと思います。
ですが、中にはとんでもないものが入っていることがあるのです。
昭和の住宅を建て替えて、新しいお家を建てた方はご存知かもしれませんが、前の建物のガラスや瓦、食器などをそのまま土の中に埋めていることもあります。
これは産業廃棄物に対して、まだルールがユルユルだったころの話です。
昭和をご存知の方は、川にテレビや自転車、時には冷蔵庫などが捨てられている光景を見たことがあるでしょう?ごみの分別もなく、神もガラスもカンも、一緒くたにして捨てていたでしょう?
それはまだ産廃に対してルールがなかった、甘かった時代だからです。
時代が変わりゴミへの意識が高まり、産廃のルールも厳しくなった今、建物の解体ゴミや家電などを違法に捨てることは少なくなりました。
でも、昭和から続く土地には、まだまだそういう「思いもよらないもの」が、隠れていることがあるのです。
では、その思いもよらないものが出てきた場合、どうすればよいのでしょうか。
AIによると
【私有地(自宅の庭、購入した土地など)から出土したごみ(埋設廃棄物)の処分は、廃棄物処理法に基づき、土地の所有者が責任を持って適切に処分するのが原則です。】
ということで、所有者が処分するのが原則なのだそうです。
ちなみに
【※ 遺物(土器や小判など)と思われるものが出土した場合は、そのままにして教育委員会に連絡する必要があります。】
だそうで、弊社のお客様にもこのようなケースの方がいらっしゃいました。
今回、弊社はこの「思いもよらないもの」を引き当ててしまいました。
40年前に造成した住宅団地のコンクリートガラです。
この後も尋常じゃない量が出土し、結果、2トンダンプ8台分になりました。

さあこんな時、私達施工業者側はどうすればいいでしょうか。
まずは、思いもよらないものを見つけたら工事を中断し、お客様に報告します。
そして、この思いもよらないものの処分を決めていただきます。
もし万一、いつものように「ああ、またなんか出てきたな」くらいの軽い気持ちで掘ってしまったら、もう大変!
掘ってしまったら、堀りだしてしまった側の責任になるのです。
私達業者には、「地中埋設物: 掘削工事で過去の残置物(産廃)が見つかった場合も、原則として現在の元請・発注者が適切に処理する必要があります。」という原則があるのだそうで、うっかり掘り出してしまったらこの理不尽なルールに則ることになるのです。
ですので弊社は、この地中埋設されている思いもよらないものに対するルールを設け、今後のお客様とのご契約の際に、明確にしてまいります。
いずれにしても、お客様が精神的、金銭的被害を受けるのは明確な事実です。
お客様には、埋設物がある可能性がある土地かどうか、ご購入前にしっかりと確認されるだけでなく、ご契約書にもこのことに対して明記されることをお勧めいたします。
また、弊社を含む建設建築事業者には、人様の所有物だという認識を新たにし、自分のもののように大切に扱うという根本的な意識付けが、改めて必要だと思います。
工事の進捗も大切ですが、身勝手な誰かのために誰も不利益を被らないよう、取るべき対応はしっかり取らねばならないと、痛感した事案でした。











